FIELD GUIDE / 01

標本づくりは、
記録から始まる。

同じ「昆虫」でも、大きさや体の構造によって適した方法は違います。まずは基本の流れを押さえましょう。

  1. その場で「どこ・いつ・誰」を残す

    採集地、採集日、採集者をメモします。写真や座標、環境の記録も役立ちます。標本とメモの対応が分からなくならないよう仮番号を付けます。

  2. 種類に合う標本方法を選ぶ

    乾燥した針刺し標本に向くもの、小さく台紙等が必要なもの、乾燥に向かないものがあります。入手した標本や自然死した個体から練習し、種類ごとの博物館・大学の手引きを参照してください。

  3. 姿勢を整え、安定して乾燥させる

    針の位置や展翅の方法は分類群で異なります。無理に動かして破損させず、適した台・標本針で固定します。乾燥の程度を確認する前に固定を外さないようにします。

  4. ラベルを作って、対応を固定する

    採集情報と同定情報を分けて記載します。不明な値を推測して埋めず、元のメモを保管します。

    採集・同定ラベルの書き方 →
  5. 保管し、ときどき見直す

    ほこり・害虫の侵入を抑えられる標本箱を使い、湿気・直射日光・強い振動を避けます。標本やラベルに異常がないか定期的に確認してください。

詳しく学ぶ

USDA:Collecting and Preserving Insects and Mites(英語PDF)

このページは入門の概要です。対象の種類や収蔵機関の方針を優先してください。

最後のラベル作業が、たまってきたら。

一枚ずつレイアウトし直す代わりに、まず記録をそろえる。ブラウザーデモでラベル作成の流れを試せます。

ラベルを作ってみる

ラベルの言葉を、もっと詳しく。

leg.とdet.、sp.とssp.の違い、ラベルのチェックリストを実例から学べます。

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