まず、ここだけ
標本を支える専用針、細かな作業のできる道具、記録と安全な保管先を先に用意します。
まずそろえるもの
- 標本針
- 昆虫標本用を使用します。普通の縫い針などを恒久的な標本の支持に代用しません。太さは体格と作業に合わせ、細い針を刺せば小型個体も解決するとは考えないでください。
- ピンセットと固定台
- 先端の形を確認し、つかんだだけで潰す力をかけないものを選びます。針が立つ安定した台を使います。
- 紙・筆記具・仮番号
- 作業開始前に用意します。個体を置く区画と記録を1対1にします。
- 保管箱
- ふたが閉じ、針の頭がぶつからず、移動時に標本が揺れないもの。
方法ごとに追加するもの
- 展足:姿勢を支える仮の針、薄い紙や支持材。
- 展翅:体に合う溝の展翅板、細く切った展翅用の紙。
- 台紙づけ:標本用台紙、少量ずつ扱える接着剤、拡大して見る道具。
- ラベル:小さい文字を確認するルーペ、裁断道具。プリンターは便利ですが手書きの練習用記録も可能です。
作業台の準備
区画を分ける
材料・作業中・乾燥中・完成の置き場所を分けます。食事の場所とは分け、飲食物を置きません。
針を管理する
使う針と仮針を容器に分けます。落とした針は作業を止めて回収し、最後に片付けを確認します。
明るさを確保
細部が見える場所で、安定した椅子と台を使います。無理な姿勢で精密作業を続けません。
記録を置く
標本を移すたびに仮番号の紙も同じ区画へ。別個体と入れ替えないようにします。
最初から買わなくてよいもの
始める前のチェック
一般的な入門解説です。分類群や収蔵機関によって適した方法は異なります。掲載例は説明用で、実際の標本情報ではありません。出典の図を参照し、実物で判断に迷う場合は専門家へ相談してください。