小さい個体は台紙で支え、接着で観察したい部分を隠さないようにします。
台紙を選ぶ判断
針で支えると体が割れる・変形するほど小さいものや、細長く針を支えられないものは、直接の針刺しに向かない場合があります。単純な体長だけでなく、体幅・硬さ・観察目的も見ます。
参考・出典:UC Riverside昆虫研究博物館:保存方法・針刺し・ラベル準備するもの
標本用の三角台紙、台紙を支持する専用針、拡大して見られる道具、少量の接着剤を用意します。針を台紙の広い側へ通し、先端側を個体の支持に使います。保存性や除去のしやすさが不明な接着剤を、重要標本へいきなり使わないでください。
台紙へ付ける
向きを見る
拡大して頭・胸・腹を確認し、観察したい部分を決めます。個体をつまむ力を最小限にします。
接着を少量にする
三角台紙の先端にごく少量を置き、体全体を埋めるように接着しません。
支持位置を確認する
一般的なポイントマウントでは胸部の右側を台紙先端で支えます。体形に応じた方法は出典の図で確認し、腹面などの重要な特徴を隠さないようにします。
接着が落ち着くまで動かさない
体が台紙に安定しているか見てから、針の頭を持って移動します。確認のために個体を振りません。
台紙とラベルを対応させる
標本・台紙・ラベルが互いに接触しない位置を確認します。ラベルだけを中心に置くより、支持された個体の位置と箱の間隔を考えて配置します。寄贈先の指定がある場合はそちらを優先します。
参考・出典:Oregon State大学:針刺し・展翅・ラベル(図付き)完成チェック
一般的な入門解説です。分類群や収蔵機関によって適した方法は異なります。掲載例は説明用で、実際の標本情報ではありません。出典の図を参照し、実物で判断に迷う場合は専門家へ相談してください。