標本づくり実践コース

小さい昆虫の標本|三角台紙づけと針を刺さない判断

MushApp · · 約7分

細い針を無理に刺しても、体が壊れてしまえば観察できません。針刺しが難しい個体は台紙など別の支持方法を考えます。

アプリの広告やナビゲーションを省いた、この記事の印刷画面を開きます。

まず、ここだけ

小さい個体は台紙で支え、接着で観察したい部分を隠さないようにします。

台紙を選ぶ判断

針で支えると体が割れる・変形するほど小さいものや、細長く針を支えられないものは、直接の針刺しに向かない場合があります。単純な体長だけでなく、体幅・硬さ・観察目的も見ます。

参考・出典:UC Riverside昆虫研究博物館:保存方法・針刺し・ラベル

準備するもの

標本用の三角台紙、台紙を支持する専用針、拡大して見られる道具、少量の接着剤を用意します。針を台紙の広い側へ通し、先端側を個体の支持に使います。保存性や除去のしやすさが不明な接着剤を、重要標本へいきなり使わないでください。

台紙へ付ける

  1. 向きを見る

    拡大して頭・胸・腹を確認し、観察したい部分を決めます。個体をつまむ力を最小限にします。

  2. 接着を少量にする

    三角台紙の先端にごく少量を置き、体全体を埋めるように接着しません。

  3. 支持位置を確認する

    一般的なポイントマウントでは胸部の右側を台紙先端で支えます。体形に応じた方法は出典の図で確認し、腹面などの重要な特徴を隠さないようにします。

  4. 接着が落ち着くまで動かさない

    体が台紙に安定しているか見てから、針の頭を持って移動します。確認のために個体を振りません。

三角台紙の概念図。広い側に標本針、先端は小型昆虫の胸部右側を少量の接着剤で支える。 背面・頭が上広い側に標本針台紙先端で胸部の右側を支える
支持位置を示す独自の概念図です。接着で腹面などの観察形質を隠さず、少量で安定させます。

台紙とラベルを対応させる

標本・台紙・ラベルが互いに接触しない位置を確認します。ラベルだけを中心に置くより、支持された個体の位置と箱の間隔を考えて配置します。寄贈先の指定がある場合はそちらを優先します。

参考・出典:Oregon State大学:針刺し・展翅・ラベル(図付き)

完成チェック

できたことを確認チェックは保存・送信しません。ページを開き直すとリセットされます。

一般的な入門解説です。分類群や収蔵機関によって適した方法は異なります。掲載例は説明用で、実際の標本情報ではありません。出典の図を参照し、実物で判断に迷う場合は専門家へ相談してください。

標本づくりコースの次のステップ

記録をラベルにするなら、バイオラベラー。

無料基本版で入力・印刷・管理を試せます。学名補完やQRなどは任意の買い切りアドオンです。

Windows 10(2004以降)/11・x64。基本版は無料。追加機能は任意の買い切り購入です。

機能と料金を比較